５８　SHINKA　　Take it easy

ひさしぶりに・・・

コーヒー牛乳を飲んだ・・・・



・・・ん・・・こんな･･味だったっけ・・・

あんまり・・・うまくない・・・


小さいころ・・・コーヒー牛乳ってぜいたく品だったな・・・・

お風呂屋さんに行っても・・・買ってもらえなかった・・・


・・だから・・・コーヒー牛乳を飲んでる「おじさん」に・・・

まとわりついた・・・友人・・３人・・で・・・


・・・「おいしい？・・おじちゃん・・・」

下から覗き込むように、おじさんを見る・・・


「う・・・う・・ん・・　おい・・し・・い・・よ・・」

きまり悪そうに・・答える・・おじさん・・・


｢もっと･･少しずつ・・飲んだほうがいいよ・・・」

･･私たちは・・コーヒー牛乳を飲む｢おじさん」に・・

飲み方を・・指南・・する・・

・・大きな・・お世話・・とは・・このことだ！！


・・むかし・・三角形の・・「コーヒー牛乳」あったんじゃない？・・・

今･･見かけないね･･･どうしちゃったんだろう・・・・


もう･･いまの子供たち・・

コーヒー牛乳・・あまり・・喜ばないね・・・


私が・・・こどものとき・・コーヒー牛乳が・・

ほろ苦く･･感じた・・・


初めて・・一本､飲み干したとき・・・

なんか・・大人になったようで・・嬉しかったな・・・・


最近は・・飲み物も・・お菓子も・・

豊富で・・・感動するものが・・ないね・・・


物の少ない時代だからこそ・・・

「ありがたみ」もあったし・・・

｢感動」もあった・・・・


･･物はたくさん・・あるに・・こしたことはないけど・・・

｢大事なもの」が少なくなるのは・・少し･･寂しい・・・


･･そう・・考えて・・飲み干した・・

コーヒー牛乳の・・後味は・・・ホロ苦かった・・・な・・・